トレーダとして生き残る為に!
人間らしい心の動き
「ヒューリスティック」とは、人間の意思決定を手助けするように働く思考プロセスのことです!
自身の経験をもとに最適な手段を見つけ出すため「簡便法」ともいいます。
ヒューリスティックの最大の特徴は判断の速さです。
深く考える必要のない場面で、瞬時に答えを導きだしてくれるのです。
注意ポイント
反面に瞬時に判断することによってのデメリットもあります!
もう一つあります。それは「システマティック」です。
「システマティック」は計画性があるとかという意味で、人間の意思決定を塾考する
使い方をします。
人の思考は、直感と塾考の大きく分けて2つのモードがあります。
それを日常生活において使い分けています。
「ヒューリスティック」は、
例えば、何か食べたいけど時間がない。そんな時にそれほど深く考えずにメニューを選びます。この時に過去の経験などを参考にして導き出す意思決定のプロセスをいいます。
- 直感、即決
- 高速
- 努力を要さない
- 経験的
「システマティック」は、
例えば、高価なものやこだわりの物を買う時には性能や価格、用途など様々な条件を考慮します。この情報を集めたりじっくり考える思考のことをいいます。
- 塾考
- 低速
- 努力
- 合理的
人間がものごとを即座に判断できるのは
「ヒューリスティック」を使っているからです!
人が選択をする時、伝統的な経済学ではたくさんの情報をきちんと吟味してから決断すると言われています。
しかし、すべての場面でその判断を行うのは手間や時間がかかりすぎる為、効率よく決断する「ヒューリスティック」を多用していて「意思決定」のプロセスを実行しています。
注意
ヒューリスティックは間違いを起こすことも!!#バイアス
ヒューリスティックは、常に適切な判断とは限りません!
状況によっては、見たいものだけ、聞きたいものだけを見聞きしたり、都合よく解釈するなど、偏った考え方(バイアス)を引き起こすこともあります!
これをFXに置き換えると、
自分が取ったポジションが気になり自分の考えや見聞きしたものに固着することから「固着ヒューリスティック」ともいいます。この結果、状況が変化していることに気付かずに利益確定できなかったり、損切りができなかったり様々な影響を及ぼします!
バイアスを生み出すヒューリスティックの代表は?
- 利用可能性ヒューリスティック
- 代表性ヒューリスティック
- 固着性ヒューリスティック
利用可能性ヒューリスティックは、
見たことのあるものを買ってしまうのはなぜ?
記憶に残っているものを信用するからです!
例えば、テレビCMや電車内の広告やWEB広告で見聞きするものは身近に感じやすい為です!
ポイント
記憶に残っているものを信用するからです!
後よくあるのが自分の興味のあることだけが聞こえます!
人は選択的に知覚できるからです!
分かりやすく例えると、大勢の中でも相手だけの話だけを聞き取れます、逆に周囲も同じぐらいの声のトーンで話しているが全然頭に入りませんよね(^^♪
代表性ヒューリスティックは、
典型的なものだけを見て、全体も同様であると結論づける直感的な考え方です。
理由をつけて誤った確率を信じてしまう!
例えば、胃がんの出現率を調べた結果、人口300人の農村は都会より胃がんになる確率が高かったといいます。これを聞いた「田舎の人は、飲酒や喫煙が習慣化していて、医療も充実していないから」と考える人も多いでしょう。しかし、事実は異なります!理由は単純で、この農村の方がサンプル数が少ないから、極端な結果が出ただけです。人は物事に理由をつけようとする傾向があるということですね(^^♪
固着性ヒューリスティックは、
人には自分の意見に対する反対材料を集めようとせず、また提示されも無視する傾向があります。
自分の考えや思い込みに固着し、肯定的な情報を集めてしまうことを「確証バイアス」といいます。
ポイント
この「確証バイアス」を引き起こすのが「固着性ヒューリスティック」です!
THE色眼鏡
注意
好き嫌いへの固着も判断に影響します!!
私たちトレーダは目まぐるしく変化する日常を生きています!!
目に入った情報が正しい情報なのかまた自分自身が正しく理解できているか、常に確かめる必要があります。
人間の特性を理解することで、自分がどういう行動をし「意思決定」するプロセスを把握することで
トレーディングにおける行動も間違いなく変わると思いました!!
注意ポイント
人間は特にお金が絡むと損をしやすい特性があります!これは「行動経済学」の世界でそういう統計が出ています!人間の特性を理解することで9割負ける世界で残りの1割になる為この分野は切っても切り離せないということです!