目次
環境認識
16日の米国株は反落。
注目されていた米生産者物価指数(PPI)の結果が、消費者物価指数(CPI)に
続いて予想を上回る伸びとなり、利下げの後退とも見方が強まりました。
これはFed Watch Toolを見ると確認できますので、大きな経済指標の発表直後は、
見る癖をつけましょう(^_-)-☆
焦点となるのが、「利下げの開始時期」ですね(^^♪
ポイント
米国の金融当局が今年利下げに踏み切る唯一の理由は、失業率が顕著に4%を上回った場合であり、それ以外はないと考え始めていると語っています、
あくまでもデータ次第ということですね(;^ω^)
失業率には要注目ですね(^^♪
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長らは政策緩和に踏み切るかはどうか慎重に見極める姿勢を示しています。
現時点では、米経済指標の好結果により、サマーズ米財務長官は、利上げになる可能性を示唆していとの考えを示しました。
まだまだ、意見が割れている状態です。
16日の内容では…
米国債
米国債利回りは上昇したが、日足では、実体と同じ長さの上ひげでひけてます。
為替
国債利回りが上昇し、ドル円が上昇しました。
ドル円は、週足ベースで7週連続で上昇しました。
米金利動向を見ても「利下げ」方向に向いていることから、
どんどん「ドル高」も考えにくいのと、高値圏での「為替介入」の警戒感もあり、上値が重たいのも現状です。
原油
原油市場は、中東情勢が材料視されました。
内容は、レバノンを拠点とする親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナステラ氏は、イスラエルの戦いをエスカレートされると発言したことで、世界の原油生産3分の1を占める地域でのリスクが高まりました。
よって原油高…
しかしながら、「ドル高」の影響もあり不安定な値動きになっています。
ポイント
一般に、原油価格と米ドルの為替相場は『逆相関』の関係にあります。
- ドル高であれば原油安
- ドル安であれば原油高
原油価格があがれば、当然インフレ再燃の懸念も高まります。
金
現在では、ドルの過熱感もあり2週連続下落したが、
再び日足の中期MAで反発し上昇しまし。
基本的にはドルと逆相関でうごきますが、「有事の金」とも言われ
最近で地政学リスクでも金は買われます。
米経済指標の結果が好よすぎる為、利下げの準備ができていないのが現状です。
ゴールド(XAUUSD)月足
月足では、高値と安値を切り上げながら上昇トレンドが継続中です。
ファンダ要因で見ても、米金利の利下げフェーズにより、「ドル安」からのゴールド上昇という観点もあるが、今すぐではない為、値動き的には停滞を想定しています。
米経済指標の結果次第ですね(^^♪
中長期では完全に上目線です。
米金利動向に要注目です。
ゴールド(XAUUSD)週足
週足では、先週の1週間は実体よりも少し下ひげが長くつけた陰線で終わっています。
このローソク足から読み取れる「相場参加者の心理」は、結果的陰線で終わっているが、長い下ひげをつけたということは、たくさんの買い圧力が入ったことが、このローソク足から読み取れます。
週足の短期MAとフィボナッチエクステンション0.618で反発し上昇しています。
中長期的な目標ターゲットは1.382%(2203.88ドル)と1.618%(2270.38ドル)です。
米経済指標の結果で上下に揺さぶりはあるが、週足では1819ドルを明確に下に抜けるまでは、上目線です。
ゴールド(XAUUSD)日足
週足では、長い下ひげでしたが、日足で見ると、下ひげ陽線で終わっています。これを見ると、強い買いが入ったことが分かります。
個人的には、16日に発表された1月米生産者物価指数(PPI)の結果が上振れたことにより、下落することを、想定したが、市場はゴールドに強い買いが入りました。
ドル円の上値の警戒感もあり、ドル円は長い下ひげ陽線で終わりました。
このファンダ要因で見ると、一旦は大きく下落したが、その後、ドルが売られ、ゴールドは上昇する形となりました。
注意ポイント
ドル円の高値圏からの決済等の売りも絡み下落、ここで今ドル円も重要なレートに推移してることも想定すること。後、地政学リスクの時はゴールドは買われやすい「有事の金」。
ゴールド(XAUUSD)4時間足
日足では、レンジ相場で推移しています。
4時間足では、短期のMAを大きく上抜けしました。
青い水平線は最高値を作った日足の押し安値です。
ここを明確に下抜けしない限りは、上目線で見ています。
米経済指標の結果次第ではありますが…今のところローソク足を見る限りでは、ドルは売られて、ゴールドは買われたという事実です。
これを踏まえて、買い目線で見ています。
2020ドルまで上昇し、レジスタンスラインで下落するが、2000ドル~2004ドル付近で買い目線で想定しています。
あくまでもシナリオです!
日々目まぐるしく変化する中で、経済指標の結果次第では大きく変わります。
でも、決して固着してはいけません。
こうなったらこう動くという戦略は必要です!
優秀なトレーダーほど、さっきまで買いを検討していたのに、すぐに売りに転じられるトレーダが優秀です!
極端な話これぐらい柔軟な対応が必要な場面もあります。
戦略をたてることで、トレード頻度を減らせますし、上位足を軸にトレードができます(^^♪
基本的に下位足はノイズでしかないという気持ちでトレードする必要があります。
そうすることで、トレード自体が安定します(^^♪